(PC版)薬膳の体質別チェック|結果と食養生をやさしく解説

体質チェック

まずは「いまの自分」を知ることから

体調を整える近道は、無理をしないことと「体質」を知ること。薬膳では、同じ不調でも原因が人によって違うと考えます。

この記事では、気虚・血虚・陰虚・陽虚・瘀血・痰湿という代表的な体質を、初心者にもわかりやすくチェックできるようにまとめました。

スーパーで買える食材での対策もすぐに実践できます。できる範囲で大丈夫。今日から、やさしく整えていきましょう。

体質チェックの使い方

  1. 下の体質チェック(自動判定ツール)に答える。
  2. 出た体質の説明と今日からできる食材を確認。
  3. 季節&体質別アドバイスを参考に、1日1つから試してみる。

※当てはまる項目が多いもの=いま傾きやすい体質です。複数に当てはまることも普通です。

薬膳|体質チェック

当てはまる項目にチェックを入れて、下の「判定する」を押してください(複数選択可)。

気虚(エネルギー不足タイプ)




血虚(うるおい・栄養不足タイプ)




陰虚(体のうるおい消耗タイプ)




陽虚(冷え・温め不足タイプ)




瘀血(めぐり停滞タイプ)




痰湿(ため込みタイプ)




※医療診断ではありません。体調が心配な方は医療機関へ。

体質の基礎解説

気虚:ガス欠気味。まずは主食・たんぱく質・温かい汁物で「力の元」を補給。

血虚:うるおいと栄養が不足。葉物・卵・赤身肉や黒い食材でしっとり養う。

陰虚:体の水分・血のうるおいが消耗。辛い物や深夜のスマホを控え、豆乳や山芋、梨でクールダウン。

陽虚:体を温める力が弱い。生姜やねぎ、味噌汁などで内側からポカポカに。

瘀血:めぐり停滞。青魚・玉ねぎ・適度な運動・入浴でさらりと巡らせる。

痰湿:余分な水分や老廃物がたまりやすい。雑穀・豆・大根やはとむぎ茶で軽やかに。

季節×体質のポイント

  • 気の巡りUP:新玉ねぎ・柑橘・香味野菜(しそ・みょうが)。
  • おすすめ調理:蒸す・さっと炒める。

  • 暑気対策:きゅうり・トマト・とうもろこし。汗で消耗したら塩少々のスープ。
  • おすすめ調理:冷やしすぎない常温〜ぬるめ。

  • 乾燥対策:れんこん・白きくらげ・梨・はちみつ。
  • おすすめ調理:煮る・スープでうるおす。

  • 温活・腎を労わる:羊肉・鶏肉・かぼちゃ・生姜・黒ごま。
  • おすすめ調理:鍋・煮込み・味噌仕立て。

家庭で作れるかんたん薬膳レシピ

1)鶏むねとねぎの生姜スープ(気虚・陽虚向け/冷え・だるさ)

材料(2人分):鶏むね1/2枚、長ねぎ1本、しょうが1かけ、しいたけ2枚、塩、こしょう、酒小さじ1、しょうゆ少々

  1. 鶏むねはそぎ切り、酒と塩で軽く下味。
  2. 鍋に水400ml、しょうが千切り、しいたけ、ねぎを入れて煮る。
  3. 沸いたら鶏を加え、火が通ったら塩・しょうゆで調える。
  4. 仕上げにこしょう。

効能:温めて気を補う/疲労回復・冷え対策。

2)ほうれん草と卵の黒ごま炒め(血虚・瘀血向け/目の疲れ・冷え)

材料:ほうれん草1束、卵2個、にんにく少々、黒ごま大さじ1、油、塩こしょう

  1. ほうれん草はざく切り、卵は溶く。
  2. フライパンに油・にんにくを温め、卵をふんわり炒めて一旦取り出す。
  3. ほうれん草をさっと炒め、卵を戻して塩こしょう、黒ごまをからめる。

効能:血を養い巡りを助ける/貧血傾向・目の疲れに。

3)はとむぎ入りやさしいおじや(痰湿・陰虚向け/むくみ・乾き)

材料:冷やご飯茶碗1杯、はとむぎ(茹でまたはパフ)大さじ2、豆腐1/4丁、しょうが少々、だし、塩、みそ少々、刻みねぎ

  1. 鍋にだしを沸かし、ご飯とはとむぎを入れる。
  2. ふつふつしたら豆腐を崩し入れ、しょうが、みそ少々で味付け。
  3. 器に盛り、ねぎをのせる。

効能:余分な水分をさばき、うるおいも保つ/むくみ・肌荒れ予防。

よくある質問

Q. 複数の体質に当てはまります。
A. 普通です。まずは「一番スコアが高い体質」から食材を取り入れ、次にサブタイプの対策を少し足すだけでOK。

Q. 更年期で何を食べたらいい?
A. 豆乳・大豆・黒ごま・山芋・きのこ・青魚はバランスが取りやすくおすすめ。冷えが強ければ生姜をプラス。

Q. サプリは必要?
A. まずは食事と生活リズムを整え、必要に応じて医師や薬剤師に相談しましょう。

まとめ

体質チェックで「今の自分」を知ると、無理なくケアが続きます。

スーパー食材でOK。まずは汁物+主食+たんぱく質の3点セットから。

季節に合わせて小さく調整するのが、薬膳を続けるコツです。

ご覧いただきありがとうございます。

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